福島の海 2017「Ⅵ」


○6月2日「アワビとキタムラウニ」の試験操業をいわき沖で開始しました。
いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協は今年度の「アワビとキタムラウニ」の試験操業をいわき沖で開始しました。(両魚種とも解禁日水揚は震災後初めてになります。)
漁獲量はアワビ94個、うに20㎏(貝焼き加工で47個翌日市場出荷)
*「アワビ」、9月まで週1回のペースで操業。「うに」8月初旬まで操業。


○6月12日「試験操業6年水揚量震災前の8%どまり」
東京電力福島原発事故後に本県沖で行われてきた試験操業は、6月で開始から6年となりました。漁獲の対象魚種は5月末現在で、国の出荷制限がかかる11種を除く全てに拡大したものの、水揚げ量は震災前の平均量の約8%にとどまるなど、本格操業へ乗り越えなければならない課題が多いです。

1、試験操業は、「出荷制限魚種を除く全て」に変更、漁業者は全国の販売状況を見ながら漁獲する魚種を選ぶことが可能になった、操業する海域も拡大、少しずつだが前進しているがまだ8%。

2、現在漁業者は試験操業でとった魚の販売収入と原発事故の賠償金で生計を立てている。漁獲量が限られ、価格も上がっていない。県漁連は「試験操業で生計を立てるのは厳しい」と指摘する。

3、本格操業を見据え、県漁連は「漁獲量を増加させることが第一」と強調する。操業日数を増やす事で漁業者の収入を安定させるとともに、低下が懸念される操業意欲を維持する考え。

4、県内の漁業者は約900人。震災、原発事故前とほぼ変わらないが、高齢化と後継者不足という震災前からの課題も重くのしかかる。


○6月「シラス漁10~20キロ拡大」
サワラ漁も試験操業は10~20キロ圏内で操します。(7月~12月まで操業予定です。)


○6月20日「松川浦青のり漁復活へ」
7年ぶり来年2月にも出荷!
養殖場への網の作業が9月上旬より摘み取り・乾燥作業を経て来年2月~4月にかけて出荷予定です。年間200t(震災前)以上、約4億円を予定しています。(昨年の検査でセシュウムの検出が基準値を下回っていました。)


○6月22日「松川浦にホシガレイ放流」
県は21日相馬市の松川浦に高級魚「ホシガレイ」の稚魚約3000匹を放流しました。いわき市小名浜の県水産試験場の仮設施設で稚魚を育成し8cmほどに成長した物を今年は7月末までに順次、計1万8000匹を放流する予定です。(放流から2年で水揚げ可能な全長30cmに達します。)
「ホシガレイ」は昨年7月に出荷制限が解除され同年9月より試験操業が始まっています。
ヒラメの3倍近くの高値で市場取引される為、県は沿岸漁業の再開、復興の追い風にする狙いで放流を続けています。


○6月23日「新組合長に立谷寛治氏選任」
相馬双葉漁協は、総代会と理事会を開き、佐藤弘行前組合長の死去に伴う役員選任で、新組合長に同漁協相馬原釜地区代表の立谷寛治氏(65才)=相馬市尾浜=を選びました。
総代会では、2016年度の試験操業の水揚数量などが報告されました。
水揚数量(前年度比393t増の1929t)水揚げ額(昨年比1.8倍の5億3800万)となりました。
*アサリ、ホッキ貝や主力魚種のヒラメ、イシガレイなど対象魚種の拡大が主な要因です。
〇原発事故前に比べて水揚げ水量は約10%、水揚げ額は約8%にとどまっています。


○「福島の海、底曳網が禁漁になります。」
底曳網漁が7月~8月末まで禁漁になりますので、魚種が制限されます。よろしくお願いします。


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