福島の海 2018「Ⅳ」

●3月28日請戸漁港で施設整備工事スタート(水産業共同利用施設)

荷さばき・管理事務所棟と貯氷・冷凍庫棟、取水ポンプ棟を整備。工期は2019年3月までで、総工費は約13億円。新年度、相馬双葉漁協請戸地区漁港内で加工業者や卸売業者向けの水産加工団地の整備に着手する予定です。

●相馬の市道大洲松川線4月21日に約7年ぶりに再開通

東日本大震災の津波で被害を受け、県などが復旧工事を進めてきた、相馬市の市道大洲松川線は、4月21日に再開通します。(県が3月26日に発表しました)
松川浦と磯部の両地区を南北に結ぶ沿岸部の「大動脈」。開通により、住民の利便性向上や観光振興に弾みがつくと期待されています。当日は午前10時30分から落成式を行う予定で、一般車両の通行開始は午後3時からになります。

●相馬市松川浦で相馬双葉漁協によるアサリの試験操業が始まる

4月12日より松川浦で3年目の試験操業が始まり、約400K初水揚げしました。
8月まで週1回程度出漁、1回あたり300~600Kを上限に漁をします。

快晴の中、漁師25人が午前8時頃、相馬市岩子の船着き場から16隻で出漁し、「マンガ」と呼ばれる熊手のような道具で海底をかき、アサリを水揚げします。
松川浦地区代表の菊池さんは「昨年より大きく育っていて、粒が大きく甘みがある松川浦のアサリの良さを伝えていきたい」と話しました。

アサリの生息地は震災の津波などによる影響を受けましたが、アサリの数は徐々に回復しています。そのため同漁協は今季、松川地区などで漁の上限を拡大する方針です。
放射性物質検査は検出限界値未満でした。(1K当たり12.5ベクレル)
直売所に並ぶなど、地元を中心に流通する予定です。

●県道浪江三春線浪江~葛尾区間自由通行開始

4月19日より東京電力福島第一原発事故に伴う帰還困難区域内で、通行を制限している県道浪江三春線について、浪江町と葛尾村を結ぶ区間(約10㎞)の制限を19日午前11時に解除し、自由通行を再開します。

同県道は中通りと浜通りをつなぐ主要幹線道路で、通行再開によって住民や復旧・復興事業者の利便性向上が期待されています。
*自由通行出来るのは自動車のみ。

●小名浜に水産業の復興拠点(県水産海洋研究センター)起工

4月18日小名浜で建設工事の安全祈願祭・起工式が現地で行われました。施設の開所は2019年秋頃を目指しています。
同センターには、一般研究棟、放射能研究棟、放射能飼育実験棟が造られます。
放射能飼育実験棟には閉鎖循環型飼育試験用水槽が備えられ、魚介類への放射性物質移行のしくみなどを調査します。
放射能研究棟はサンプル処理を行う魚体処理室や海水・海底土処理室などが設けられます。
来場者の見学や学習などに対応できる部屋も備えます。一般研究棟では水産資源の調査などが行われます。

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