2月3日は節分です。
節分と言えば豆まきと恵方巻きを連想しますが、今は臭い問題であまり見かけなくなった柊の枝に鰯の頭を刺した飾りがあります。
この飾りの名前と飾る意味が気になり調べました。
飾りの名称は地域によって様々で「柊鰯」「鰯柊」「柊刺し」「焼嗅(やいかがし)」等と呼ばれています。この記事では「鰯柊」で統一させていただきます。
「鰯柊」を飾る意味は昔から臭い物や尖った物は魔除けとされ、玄関から邪気(この場合は鬼を指します)が侵入してくるのを防ぐ為と云われています。
地方によっては「鰯の臭いで鬼を誘い込み、柊の棘で鬼の目を刺す」と云われているようです。
鰯柊以外にチーズのような臭いを放つトベラという植物やニンニク等を飾るようです。
節分の行事食と言えば恵方巻きですが、体の中に取り込み邪気を払うという考えで鰯料理等を食べたりするようです。
今回のお魚紹介は「鰯」です。
鰯は臭いが強くて小骨が多いから嫌いという人が多いと思います。
けど鰯には血液サラサラに生活習慣病予防と記憶力・学習能力アップ効果ありと言われるDHA・EDPは勿論、ビタミンB群やビタミンEが豊富と言われ更年期障害・冷え性改善とつわり軽減に効果ありとされる葉酸も含まれており女性・妊婦の方は積極的に摂る事をお勧めされています。
更にカルシウム・鉄分も豊富でそれらの吸収を助けるビタミンDも含まれているので鰯で丈夫な体を作ってくれると言われています。
鰯が苦手でしたらオイルサーディン・アンチョビに、稚魚である煮干し(いりこ)・しらす等の加工品から鰯の栄養を摂取できるようなのでそちらをお勧めします。
鰯柊は記事に書いたように見かけなくなりましたが、玄関の「外」ではなく「内」に飾っても効果があるようですので飾ってみてはいかがでしょうか?
但し飾る時は消臭対策を・・・。