春~まだ先「寒魚 脂のってます」

初競り式にはお忙しい中、大勢の皆様にご参加いただきありがとうございました。
初競り式でお話しました、昨年の水産物は国内消費は減少する一方、世界では人口が増加し富裕層が増え、健康食・日本食ブームにより需要が拡大し、魚価の高騰が続きました。
また地球温暖化の影響により、海水温上昇・海流の変化による本来水揚げされる時期が遅れたり、水揚げ産地が変わり、集荷に苦労しました。

一方うれしいニュースは、庶民の味方である生サンマが記録的不漁となった一昨年から、水揚げ量が回復し、1.6倍の約12万トンの水揚げがありました。
中小サイズの割には脂がのり美味しく、価格についてもお客様のお求めやすい価格で取引されました。

福島県沖沿岸部で行われています、試験操業の漁獲量は少しずつ増え、福島市場入荷量も増えています。しかし水揚げ量は8年前の約15%とまだまだ低水準です。

2月の主なイベントや行事は、節分・旧正月・海苔の日・フナの日・ふぐの日・新年会など・・・魚を使用する場面がたくさんあります。

節分では魔除けに丸干いわし・いわし関連商品が求められますので、幅広いご提案を致します。

縁起が良いとされる恵方巻きが年々売り上げを伸ばしています。
恵方巻きには福を巻き込むという意味があり、商売繁盛や無病息災を願い、七福神にちなんで7種類の具材を使うとされています。

恵方巻きを食べる時には注意点があります。今年の恵方は東北東・1本丸ごと切らずに食べ、しゃべりながら食べないことです。
切ってしまうと縁が切れてしまうと言われ、しゃべりながら食べると運が逃げてしまうと言われます。

2月の旬魚は脂の乗った「寒魚」をお勧めします。
「寒魚」とは寒さが最も厳しい時期に旬を迎える魚貝を指します。春の産卵に向けて体内に栄養を蓄える為に脂が乗るからです。
代表的な魚貝は寒タラ、寒サバ、寒ブリ、寒サワラ、寒ヒラメ、寒シジミ、寒カキなどがあります。

鍋の食材に欠かせない寒タラは、漢字で「鱈」と書くように冬の代表的な魚で、真タラを指します。
これから入荷量が増え、価格的に安定し調理メニュー豊富な真タラが特にお勧めです。

福島での真タラを使用した鍋料理名はタラチリ鍋・タラ鍋等ですが、郷土料理には青森県のじゃっぱ汁・山形県のどんがら汁、スケソウタラを使用した富山県のタラ汁と、地域によって同じ材料使用しても名前が変わります。

真タラ白子も地域によって名前が色々あります。福島ではタラ白子、タラ菊等で呼ばれていますが、地域によってマダチ・ダラミ・雲子・菊子等、韓国ではドンテと呼ばれているそうです。

ことわざにタラ汁と雪道は後ほど良いと言われるように、雪道は人が歩いた後を歩くほうが楽だし、タラ汁は良く煮込んだほうが美味しいと言うことです。

真タラの栄養についてはタンパク質が特に豊富で、そのかわりに脂肪が少ないため低カロリー。ダイエットにお勧めです。しかも不足しがちなカルシウムやリンの吸収を高めるビタミンDを含む嬉しい食材です。

まだ寒い日が続きますので、栄養豊富、体温まる、健康にいい美味しい寒タラを食べて、風邪やインフルエンザ予防しましょう。

今年も卸売業として産地・鮮度・旬に拘り、安全で安心できる美味しい水産物の安定的な集荷に努めてまいります。よろしくお願い致します。

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