○○のなんで? こどもの日編

5月5日はこどもの日です。

こどもの日=男の子の日という認識ですが「子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに母に感謝するという日」と1948年(昭和23年)に定められました。

「母に感謝する」は知らなかったので驚きました。

この時期中国では菖蒲やヨモギで厄除けをする端午の節句(月の初めの午の日という意味)があり、奈良時代頃に日本に伝わったと云われ武家社会になった鎌倉時代頃に「菖蒲」が「尚武(武道や武勇を重んじる事)」と同じ読み方と、菖蒲が剣のように鋭い形である事から男の子の行事として定着したと云われます。
同時に男の子の安全と成長を祈願して鎧兜を飾るようになったと云われ、江戸時代になると兜や武士の絵が布に描かれた「武者絵」が飾られます。
しかし次第に刀や鎧等の模造品(レプリカ)に、中期以降は鎧を着せた人形・五月人形が飾られ、江戸時代中期頃に鯉のぼりの原形である立身出世の象徴「鯉の滝登り」の絵図が描かれた旗が揚げられるようになります。
当時は黒の真鯉のみで明治時代に緋鯉、昭和に子鯉が加わり私達が知る鯉のぼりになりました。

こどもの日は関東は柏餅、関西はちまきを食べますが「鯉」もいかがでしょうか?

けど「鯉」は泥臭い魚という事で食べる人は少ないと思いますが、養殖した鯉ならば臭いが少なく美味しく食べる事が出来ます。

「釣った鯉はダメなのか?」と疑問が出てきますが、釣り上げた鯉を真水に一晩入れ泥を吐かせて調理という方法があります。
しかし鯉の胆嚢は苦玉と呼ばれ捌いている途中で潰してしまうと身が全て苦くなって食べられなくなり、下痢・嘔吐・痙攣等の症状に最悪の場合は死亡するコイ毒が含まれている可能性がありますので正しい知識が無いと捌いて調理は難しいのでお勧めはできません。

そんな鯉には脳や神経の機能を正常に保つビタミンB1に貧血の予防・改善に効果があると言われている「赤いビタミン」ことビタミンB12などに余分な水分を排出するカリウムが含まれていると言われています。意外と栄養豊富な魚なのです。

鯉は雑食性で多少汚い水でも生きていける程生命力が強く、海の無い山岳地方では貴重なタンパク源でした。今でも多くの郷土料理で食べられ、福島県でも郡山市が鯉の養殖で有名です。

時々スーパーに「鯉の甘露煮」が売られていたりしますので、普段食べない食材をこのような特別な日に食べてみるのもいいのかもしれません。

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